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宇宙から息を吹きかけ雲を消す
晴れたと思ったらミサイルの雨

蝉時雨夏の仕草も聞けぬまま
気づけば秋風になっていた

友人の数に比例するGPA
卒業論文何書こう、

雲の布団稲妻の槍飴の雨
ガキの妄想けらけらと

アットホーム
と謳う会社は帰れない

東大はなぜか灰皿置いてない
こゝろに行ってモクを燻らす

猫の耳齧ったときの好奇心
今でもオレに根付いてる

袖丈の長さで季節が決まるなら
子供の夏は終わらない

愛なんて辞書の定義じゃ図れんぜ
「机上の空論」引いてみろ

「隱慕函譌･縺翫ａ縺ｧ縺ｨ」
嫌いなあの子の誕生日
虚言で膨らむアルミ風船

喫煙所ライター忘れたあの人に
なぜか持ってた二個目をどうぞ

ぶくぶくと
太った野良猫人気者
満員電車、私は何者

郵便箱日に焼け読めない手紙の束
わかってるんだ頭では

黒猫が車の影で休んでる
どうやら夏が始まるようだ

バスの窓
見たらせずにはいられない
秋だけじゃない芸術の冬

In the park 
陽が落ち一人ぼっちでも
影はいつもそばにいるから