フロイトの代わりに 腹ペコ獏を飼う
書くことも書かないことも すべて呪い 僕より背が高かった君とか
背表紙が背骨にみえる 一行の 読むたびに触れていて見えない
詩は降っている 透明な塔としての体
愛なんてありませんでしたという 探検家の末裔らしい報告
プリン六つ 抱える理由が欲しかった エコバッグ忘れたふりをする
目を閉じて 最初に出た言葉を大事にする
無人一輪車が走る こころの高速道路
月に一度光れるなら月末に光る
無観客作詩 こころの俺に書く
少し高いバターで君につくる オムレツ
踵まで含めて私元年です
寝る前に まだ名のない花のこと思う
カーテンが目蓋みたい 君が開けるとき
足の形くらべあって もう夏なんだね
カモンって言いたい 洞窟の入り口とかで
境目がわからない 羊羹とわたしの
眠る石と思っていただいて かまいません
始まりと終わりがあって 少し空しい
とりあえずで つけた名前で 呼び続ける
祈らずに遠吠えで済ます
このまんま忘れてしまう 父の姿を
激流に流されて ここ、どこですか?
すれ違う時に減速するからだ
僕のために狂った時計 ずっと4時
ピーマンの空洞だけが頼りです
落雷にあわせてパフェを崩してく
目をつむれば 多分もうすぐ 五月です
ほどかれて 海にただよってきます こっそり
あいうえお順に並んで米を研ぐ
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