湿布の匂いが玄関まで 婆ちゃん、ただいま
喜んで孤独 無菌の酸素をひとり占め
ひとりぐらしの夜 サボテンとの内緒話が 網戸に引っかかる
その訛りは好きだけど 遠くに感じるから いっそ私に移してほしい
遺影のあなたに ブラックで良いかと尋ねつつ 一応ミルクも添えておく
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