星が透き通るから この冷たさが好き
朝焼けの 早さで春の距離を知る
腕時計の重さから解放される休日
太陽と月も湿気ってんな
上の柿を 取りたいなと願うだけで 手は出さず
鏡を見る僕を 覗き込む僕
どんぐりが 落ちて喜ぶ 月明かり
立ち上がり 座る前に 紅葉の椅子取り
白髪でも 影は黒くて 満足だ
落ちた蝉 枝に寄せてく 優しい子
つむじ風 跳ねて喜ぶ 落葉たち
夜泣き声 耳で弾いて 眠る猫
蛙の声で一安心な 闇の世
咳をしたらひとり
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