満月と向かい合って ただジッと 流れる雲の厚さを見てる
夕焼けになりたいと言った きみの夢叶ったんだなと 気づいた夕暮れ
子どもらの声響く部屋 覗き見て 微笑んでる人 顔しかめてる人
食品を扱う仕事に もう十年 磨かれた爪が 最大のお洒落
新しい い草の匂いが あのうちのテレビの部屋に 僕を連れてく
現行犯 ハイビスカスの葉の穴は てんとうむしの お食事の跡
ただ水を あげてるだけで 花が咲き あげないだけで 葉が落ちる
ドライブに行ってくると 言ったまままだ帰らない 十八の子
飛行機へ 一人乗り込む君の背に 声をかけない 子離れの春
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