アンテナの折れたラジオを 叩いたら 誰もいない夜の音がする
仄暗く刺さる年の瀬その季節 思わず両の手こすり合わせて
棺桶に積もった百合から声がして あなたの顔が思い出せない
春が来た 春が来たよ と君が言うから 五年ぶりに散歩しちゃった
永遠を えいえん という四文字の 牢屋に入れて可愛がってる
脳みそを一本の長いひもにした
ああどうせ 君は枯らすのだろうねえ 僕が育てたあの花たちを
愛が臓腑を食い荒らしてった この身体はもう 空洞 空洞
殺しても死ななそうな奴殺したら 普通に死んだ 普通に死んだ
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