沸騰の火を止め寒の雨となる
僕だけに来る夜がある十二月
古書店に秋光いちまいずつめくる
保育園の頃描いた海に そっくりな ビル街で 溺れる
湯の鍋の底に パスタをにゅんと折る
陰口を言って鬼灯つま弾く
冬は青 合わせ鏡の どこかに 私
粛粛と星増えてゆく寒の海
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