クリスマスの空、 なに色でもない
ジャンルを壊し レッテルを剥がし 名前を捨て、私になる
十四歳の君が 夢を持たない空の肉体を 謳歌している贅沢さときたら
大きな眼から 透明な音符が ぼろんぼろん
指先凍るほどの孤独 繋がれば繋がるほど
ティーカップの底に 冬の蝶がへばりついている
ばあちゃんの居ない庭に 実石榴ひとつ裂けたの 覗いたら冥界だった
誰もが永遠に耐えかねて 絵の前を過ぎてゆく
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