人よりも高いところの空気吸う 麒麟は知ってる地上の愚か
ラジオから飛び込む雑音みたいに 聞きにくい上司の挨拶
叫んでも許されるくらい 広がった秋夕焼けに叫んでる
あの年に流行った曲を全部聴く つらく楽しい結婚記念日
夜中じゅうトイレに灯り つけておき孤独じゃないと 言い聞かせてみる
寒いとき被ればホッとするような パーカーのフードみたいな君
懐かしく故郷のこと思い出す 少しこぼした灯油の香り
雑草を枯葉剤で枯らすのを やめた日少し子供にかえる
自治会の掃除でもらう手袋が 少しお洒落で得をした朝
マイナンバーカードに 保険証がつき 私という名五グラム重い
飛んでいく蒲公英の種追いかけて 待ち合わせ場所なかなか着かず
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