雨の日の図書館にくる幽霊を そっと数えて栞を挟む
春眠となかったことになる午前
一番でゴールテープを切った靴 かかとのマークまだ覚えてる
遠足にいかない僕は チョコパイをひとりじめして 五時まで眠る
理科室の壁に掛けられ枯れていく 蝶の痛みを君は知ってる
春風にビニール傘が折れるから メリーポピンズになれないままだ
それぞれの春を纏って走る犬
詩
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全種類