羊毛を思わす春の背に乗って あねからもらうまるいあまなつ
じっとする烏がよぎる 夕焼けがのびる脇から体温計ぬく
がいこつのような人らが歩いてく さくらの花は膨らみつづけ
真夜中に皿がジャキっと揺れ動く せかいをほぐす猫の曲線
ひとみから さくらのはなびらながしつつ えほんをとじる ただいま私
重たい水を 投げつけられているようだ ハチ公前でかかとを感じて
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