ぽるぽると向こうで 電話、なっている
銃火器のGが想像できなくて 輪ゴムをぴん、と張っている指
貴族になりたい。 晩夏です。
小麦粉がぶちまけられて 夕立はコンクリートに とろみをつける
そっと手を重ねるような薄暑光
寂しさに意味はないんだ 意味はない 言葉にすれば意味はなくなる
水面で弾けた光の粒たちが 海はビーズと教えてくれる
飲みかけのサイダー 生きかけのわたくし
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