恐竜も追いかけたのさ赤とんぼ
蜉蝣の影を踏んだら星になる
戦争をじっと見ている秋夕焼け
丸いままの鉛筆もいい小鳥来る
トイレにいる間ワープするなら 八十年代と君は言う
台風の雨に合わせてジャズを聴く
来世の仕事を告げて蝙蝠は つまらなそうに森へと帰る
一時間おきにオフィスで 席を外す君 火星で石を拾っている
恋あればあったでうざい秋愁
花カンナ待たせるほうが恋してる
持続可能な恋愛を 探し続けて五十年
あなたとは来年までよと嘆きつつ 君はワニへとパンくず投げる
貴方が来ないと部屋は ちらかったまま青唐辛子
引き潮で泣くほど センチにできていない けれど満ち潮で笑えぬ
離れても近寄る心麻の花
松落葉叱責受けて星ひとつ
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