畳の目のように並んで 私たち集合写真に収まっている
まっぷたつにした春キャベツの 真ん中で明日の朝日と 待ち合わせする
いつの間に 季節は塗り替えられただろう 昼間よりずっと賑やかな夜
流れ星ひとつ滑って 天の川で誰かが 跳ね石遊びしている
夏色の舌を見せつけ笑う子の 唇の端に練乳光る
金髪の根元に黒が増えてきて 生きているらしい今日も私は
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