卓上のコップの跡は しゃぼんだま 四十年の木目を撫でて
片手鍋に こびりついたなにかを擦る時 あの夏の日の母を思う
二十四時ころまで みんな起きている それが僕の掛け布団だった
剥き出しのスイカより 個包装のチョコを選んでしまう お盆の和室
乾きゆく柔軟剤と ぬるい風 古里の二階で少しねむった
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