晩春に動物園を飛ぶ鴉
天使なら肩にいますよフリージア
咎ひとつ懺悔もひとつ蝮草
君の名はたぶん忘れるフリージア
叱られる最中見える雲みたく 無責任に歩く春の午後です
冴え返る利き手と逆で書く別れ文
どうしても君に目がいく フリージア
失恋もかそけき記憶小鳥来る
シクラメン現は夢に遡る
小言ならあとにしてくれ浅蜊汁
親友の彼女と逢瀬茨の芽
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