太陽をなんだか慕う賞状を 手加減しながらつかむ丸さで
20秒500ワットで温めた くらいの心の温度でいたい
遠い日に祖母にもらった切手たち 祖母宛にいま舌をあてがう
重なった雲が競って叫ぶこと 雨の総てで教わる崖路
いつまでも切り揃えられず前髪は 心電図結果こうなりました
こきょうって言葉が好きよ 花みたい 明日あなたは廃園へ帰る
心臓が千個増えても怖がらず 梅花藻を背に呼吸したい
ラッピングの最後に リボンを添え付けるように あなたは話を終える
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