つま先が触れる あなたは 海だから 凪いでばかりで目を覚さない
車窓から見る人の群れ たましいは こうして見ると みんな 眩しい
復讐に少し足りない円周率
紫陽花が孕む 正しさがはみ出している
駐車場ばかりが街にやって来る
臓器だけ先に腐っていく大地
自転車が過ぎる街そのものが墓
スクロールすればするほど猫と家
折り込みのチラシ 束の間のふたり
踊り場で真ん中に置く散文詩
詩
俳句
川柳
短歌
アフォリズム
全種類