ベランダは月の容れもの ありふれた口約束ほど ひかってしまう
てのひらは内側だから明け渡す ように繋いで 透けゆくあわい
感情を四つにわけて話すとき わたしの舌の根にある砂漠
どの水も水であること 幾つもの流れなかった涙を思う
注釈のいらない過去を話すとき ふたりの間にあるながい川
夕立がくると知りつつ会いに行く 正しさと孤独って似ていた
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