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水仙の匂いをかき消すように猫

眠れない生き物だけがたどり着く
王国があり、サメと行こうね

飛び込んでいい人を選ぶ海が
たんぽぽ咲くのを今日も待ってる

何もかも
抱きしめてしまいたい日だね
春と見分けのつかない秋で

もういいよ
すべてのグラスを割りましょう。
犬のみんなは月に避難して

春風に寄りかかって
まだ誰も歩いていない
道を行こうよ

何ひとついいことがない
でも今日の空はきれいと思う
思うよ

サメたちに感謝してる
でも君ら、ザラザラしてるし
ひんやりだしさ〜

幸せの底辺にいる秋の微睡

夏よりも冬の方が好き、私なら
ゴミ拾いには向かないサメです

まだ夏の匂いがしてる
私には全ての靴が大きすぎる

シャンパンの香りがしたの
三ヶ月読めなかった本を開いて

会わなくていい人には
会わないよにできているんだ
六等星が、あ！

絶望の形をしてる人がいて
風が吹きます、水仙の匂い

似てたって言わずにすんで
よかったな
夜が短い、あなたはあなたで。

踊り続けなければ死ぬというなら
永遠に死ねない私たちだね

日が落ちてゆく
助手席に海の匂いが
漂ってくる

サメの手をぎゅっと握って眠る
夜、窓からお月様が見えるね

どこへでも、は無理でも
どこまでも、はいける
その為の平日を乗り切り

普通って贅沢なんだ
頭とか撫でるな
冬は会いたくない人

まっすぐな人だから
もう見えないの。
北極星でいつか、
会えたら。

細長いバッタと並んで座ってる。
良ければご飯に行きませんか？

丸まって眠る宇宙の隅っこと
新芽の上はきっと似ている

ばりぼりり
おばあちゃんちで食べたやつ
の方が美味しかったな
きゅうり

逃げ水を追いかけている
クーラーの効いた車内で
おばあちゃんと。

そのスーツケースを持って
あげるとか、できたら私
何か違った？

芍薬を買った
客が来るまでに
枯れた
どうにもならん
ならんね

始発です
湿度高え日の風はいい
脹脛は浮腫んでいますが

さびしくはないの、ほんとに
気がつくと石に電話をかけたり
するけど

ブランコを漕いだり
路地に入ったり
踊っています、私今でも