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いつまでもそばにいないって
知らないで　いたかった　
いたかったよ

田舎の寒空に星
冷えた手
世界を憂うよりもまず
帰ってこたつに寝転がりたい

記憶の中で、金魚が泳ぐ
たいせつにされない
いのちが、怖い

ただ、さえていた
敗因はそれだった

赤いうそと　嘲笑
受け取った花束はもう枯れた
解いてはいけない
魔法だった

誕生石のピアス
手をあわせる子の横顔
晴れていて、よかった
コーヒーが香った

砂糖の溶ける
あまったるい　におい
いつかのみらいにも
思いだせますように

何かを思い出したとき、
自分は人間だな、と思う。

多様性の中で
自分すら見失う わたし、
平成の亡霊