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心も体も重くって
起き上がれないのはきっと
地球があなたを
抱きしめてるから

届かないと分かってる
それでも手を伸ばしてる
望んだ自分は
失くさぬように

身の丈に
裾上げされた想いの丈
誰にも見えない裏側から
０デシベルで
叫んでる

夜明け前
写真撮ってる俳人の
脇で小石に名前をつける

哀しい時に嬉しい時を
淋しい時に楽しい時を
離さないでいられるように

朝昼晩
三食ちゃんと
食べなって
かさぶたみたいな
あなたのやさしさ

姪との手遊びに
君を見つける祝日
あぁそうだ
こうやって
ふざけあってたっけな

着飾った言葉
消えてった気持ち
その後ろにある本当の音
響けからだ
届けこころ

しかいのかたすみ
ささいなひとこと
こころがぐわんと
ゆれてしまう

雨の日を　掬うように

風の日を　踊るように

不幸な自分を　許してしまう

ゆらゆら緑
光を受けて　呼吸を想う
ひらひら赤黄
力を託して　未来を想う

そのときの
気持ちのかけらを
少しだけ
集めてことばに
ひっそり記す

もう動かないと
決めたときから
止まった時計の中で
時間は進む

朝夕に
紅く染まるは
哀愁と
秋空に棲まう
あなたは鳳

いつまでも
したいとすべきが
つりあって
お月さまみたく
ずっと同じ距離

意識の奥の奥のおく
ふと口ずさんじゃう
はな唄みたく
心にそっと
沁みている

晴れれども晴れれども
なくならぬ水たまり
あの日の雨が
いつまでも呼びかける

言葉にしたら
消えてしまいそうな想いを
こころにぎゅっと
そっと染み込ませる

美味しいと
見極められる
舌よりも
拙さ味わう
こころと共に

暗くなっていく　空の隙間に
光を放つ　雷鳴のように
叫ぶように
唄うように

これからの自分に
信じてもらえるように

これまでの自分を
裏切らないように