モスキート音に気付かされる 私の衰え
満員のバス 湿った靴下 もどかしい気持ち
優しいなんてお門違い しょせん他人だから 冷たくしてるだけ
無意識に 好きな貴方を アクセサリーにしてる自分が嫌い
タイピングの速度が落ちてきた そろそろネイルサロンを予約だな
生きねば 誰にも誤解されぬために 憶測を呼ばぬために ただ生きなければ
現在地ばかりを見て不安になり なんてダメなんだろうと 過去を悔やみ泣く人生
死にたくなる気持ちが 生まれる朝
纏う空気は暖かい 当たる風は冷たい 秋が近づいてきた
布団へ溶けるように眠る幸せ
瞼の裏は重たいけど、 今日を終わらせるのが勿体なくて
月の近さに 思わず手を伸ばして 久しぶりの可愛げに 一人 夜道で笑って
押し入れで再会、白黒たまごっち 目の奥から上がってくるのは どの感情か
暖かいふとん、冷えたまくら
「いいね」でご飯は食べられない それでも虚構のなかで 「いいね」を集める
理想ばかり膨らんで その虚像に恋をする
普通を望んで平凡に焦る
特別でありたい私 肩凝りが酷いだけで 悲劇のヒロイン
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