正しさを妄信してた 本当の道があるって 思いたかった
星空を奏でるように読み解いて 人に寄りそう占星術師
石鹸を泡立てるのが下手だった 姉がもうすぐ嫁に行きます
わたくしに 期待をしてる双眸が 複数あって、幸せなこと
混ざり合うミルク、コーヒー そうやって別のなにかに なっていくのね
パンくずをたどって歩く帰り道 帰りつきたい家があること
気がついてくれる あなたがいないのに 傷跡なんて必要ですか
取れそうなコートのボタン 私にもすがれるものは あるのだろうか
閉ざされたフェンスの向こうに 君は立つ 絞ったような月が出ている
本心でお会いしましょう 紫陽花は土地で色味が 変わるものです
脈絡もなくだらだらと話すとこ (好きだったって伝えたかった)
感情の発車にいつも間に合わず 表情だけがぐちゃぐちゃになる
会うことはもうないだろう 君のため やたら無性に祈り続ける
理科室の匂いは遠く冬花火
花束になる約束を反故にする
あきらめてしまえばきっと 旅になる
一対の肺の形でぶら下がる
文章に深く浸かって巻き戻る
友情で育つパキラの強いこと
はんぺんと仲良くなって 折り曲げる
おとうふに日記を見せる うれしそう
年輪を歪ませるほど好きだった
十月は多幸感との待ち合わせ
でもいつか 助かりたいね デラウェア
待ちかねた光のような君だった
手を抜いて作ってるんだ神様は
世界中灯せるような声だった
原作にない展開で引きのばす
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