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そんなに他人に興味があるなら
鏡になって便所にでも立っとけ

小学生男子
誰が教えたわけでもないのに
勝手にあの感じになっていく

半目を剥いて寝腐り
所構わず嘔吐する穀潰し
人間じゃなくてよかったな、猫

ねこ、やわらかいねこ
ふわふわとぐにゃぐにゃと
油断させておいて、凶暴

あなたの辞書に私を足せたら
何と書いてあるのか
愛しい人か、腐った豚か

あなた方は波なのです
大きく押し寄せてそのまま引いて
私は逃げる蟹なのです

思い出にもならない
なら記憶からも消えてくれ
みっともないほど未練がある

指で作った輪から覗く
世界は狭くことごとく汚く
鬱陶しくも愛おしく

チョコだって嫌いな人いるのに
万人に好かれるわけないだろ
気楽に嫌われとけ

生き甲斐なんか人それぞれ
寒空の下で吸う煙草とか
そんなもので充分すぎる

透き通った飴玉の色
溶け落ちたソーダアイスの色
午前四時の空の色

末代まで祟ってやる、の
末代が自分だと気づき
いろんなことが腑に落ちた

人を刺す指先で
募金箱に小銭いれる
血を通わせていけ
どす黒かろうが

比べたところで
あれにはかなわん
ならこれと比べとけ
アリの食べのこし

ふわりと生まれ
ぶらりと生きて
ことりと死ねたら
ぷかりぷかり