鼻呼吸すれば応えてくれるから フレーバーティーが いつまでも好き
僕の人口ピラミッド見た 先生の新しい比喩
撫でられて しまえばどこも柔らかく ピアノは強く弾くほど綺麗
変拍子ばかり使ったアイドルが どう生きてても悲しくはない
もうなにも出ないガチャガチャ グルグルと回す滅亡した空港で
ハンガー足りないままで もっと暮らしたい
千切れてもよくてあなたに 貸している ミサンガのほどき方を知りたい?
歳をとるごとに瞳の輝きが 増してエストロゲンとさよなら
盗まれる時を待ってる雨傘は 木漏れ日だけに選ばれていた
人工の風で動かす風車 夏が来たって連れ出さないで
間違いを正解に近づけていく ためにあなたとしすぎる味見
心臓の位置も知らずに 丸まった猫は一つの臓器のように
雑草を生けて今から一輪と呼ぶ
白髪の助走みたいな髪色は 黄色で安易なたんぽぽの比喩
ゴキブリを見逃したとして 死後助けてくれる訳がないだろ
余らせた食材全部無駄にして 私はそんな風に変わった
遮光にしといてよかったと 思えるような素敵な昼寝
焦げちゃった パンの無事なところだけ 無事ってものがあるとするなら
本気で自白させるなら ファミマのあおさ味噌汁ですね
首吊りが出来ない部屋の 角の無い机で刺繍ばかりしていた
羽の折れた鳥に食べられる虫 みたいに私に食べられる肉
大切なお知らせなんて 意味なくて 訃報を少し前に知らせて
湖が枯れてしまっても鳥は来て なんで来たのか忘れて帰る
文字に欲情し続けて 詩も小説もエロ漫画
君の足少し濡らした波みたく 五分で忘れる優しさをあげる
燃料の切れたライターの ボタンまだ重たいね
ホテルのシーツをぐしゃぐしゃに しながら正解の笑い方して
真夜中に散歩できない私でも 新月の夜は少し寂しい
私より脆いガラスが長生きなこと
恋の遺骸は天国で 高額転売されてるらしい
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