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紙で指を切ったと騒ぐ子を
宥めるあの子の背中には
大きな火傷の跡がある

何もないところで転んで
君の気持ちを決めつけた
自分の愚かさに気が付く

君に会えない日だって、
君に見てほしい私でいたいの。

誰かが決めた正解に
自分から合わせてしまえば
生きやすい。
生きにくい。

自分の中の当たり前を膨らませ
人それぞれ　という
当たり前を追い出してく

星が綺麗に見えたら次の日は晴れ
みたいに、
君と会える日も
分かればいいのに

数学が好き
解き方が決まっているから
国語みたいに
感情が邪魔をしないから

食べ飽きた物と嫌いな物を
詰め込む日々に現れた
知らない味の大好物
それが君

きっと最初から
ずっと君を探してた
永遠に共に在ることを
願ってくれる君を

報われない努力も一応
積み重ねてはみたけれど
ここから何が生まれるのだろう

分かろうとしない自分を棚に上げ
あなたを責めるわたしを止めて

君よどうか、
自分を信じられずとも
君を信じる僕を信じて

「はみ出した私はハズレ」と
思い込む方が容易な世界で生きる

「いつか」待ち侘びるばかりで
動かない　動けないから
遠のく「いつか」

幸せを諦めひとりきりだった
私とあなたでふたりになった

悪癖を直せぬ自分自身さえ
愛すと決めた
深夜のシャワー