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とりあえずの腕時計で二年半

わかってる
この一瞬が永遠と
光る漣　醒めない魔法

「牛乳よ」と言う祖母に

口を尖らせ
小さな抵抗
あの瓶にはヨーグルトの砂糖

一瞬に
記憶の海に
流れゆく
光る漣
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見逃さない
細胞レベルで
こびりつけ
あの瞬間は
確かに永遠

「何もかもうまくいっている
ときのわたし」だけが好き

目的と手段が食い違う
深夜
４時間の仕分けで
５０分の１

決まらない前髪に
折り合いつける
朝６時
ほんの数ミリ
もらえる自信

真夜中に
周波数合わせ　
聴く声が
解放区へと　
私を導く