新しい 時代を生きるために子は 親の弱点だけを受け継ぐ
都デハ 人ガ樹トナリ太陽ヲ 求メ言葉ヲ広ゲルラシイ
今日ひとつ アプリ ダウンロードすれば 昔の友をひとり失う
じーちゃんの しあーせおーい じんせーは きみのしあーせ ぼくのしあーせ
子供時代の 最大の不幸は 同級生が子供であること
(送信を取り消しました) (送信を取り消しました) 「承知しました」
網戸はな 網の周りを ゴムだけで 挟んどるだけ 挟んどるだけ
僕はもう これで足りたが 彼はまだ 足りないと言う 彼は大きい
おっさんの口から おっさんの信じとる 神さんが出とるだけやで
はじめから 言葉あってん あしひきの 山のぼりたい人と一緒や
夢は目的地ちゃうくて 持ち時間なんやと 宝くじ買うた人
カランから出ている水は ぐぐぐっと お湯にかえると量が減ります
歪んでる 父の眼鏡をかけたとき 世界はいつも 歪んでみえる
寝室の壁は 私が生まれた日 覗き込んでる大人らの顔
「お隣のご主人お顔見ませんね」 「雪が降らなくなりましたから」
きゅうきゅうと 凝り固まってゆく雪を 蹴り上げてやる 別れの季節
守ってる 人を守って いる人を 守ってる人 ですか、皆さん
たまに すれ違う程度の「平均」が 俺のすべてを語ってやがる
少年は言った 連日降る雪に 「お前なんかと もう遊ばない」
その家の 屋根から落ちた その雪を もうその家の 雪と言わない
金属で刺して 屋根から放り投げ 川に捨てたの 憎くないけど
幼子の 急に静かになるときは 悪さをしてるような大雪
屈んでも 背伸びをしても 体重は変わらないはず 屋根にのる雪
肩書で 呼び合っていたあの頃が 幸せだった人の性癖
「親しみ」を 勝手に感じ 見返りのない 「切なさ」をくらう「親切」
うら若き 乙女、私を 振り返り 早足で、いや 走り始めた
震度2で 揺れる花瓶の音がする 長靴履いた人が駆ければ
トイレットペーパーは上から セロハンテープは下から 切られるよ
年老いた 雪はおのれの 身を汚し 春の日差しに 負けようとする
「あなたがた 人間たちは 一本の管にすぎない」 (ユーチューブより)
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