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誰のために　何のために
考えてもひとつもいいことない
そのままでいい

心地いい風がふいている
それも愛
冷たい、さびしい、怖い
それも愛

ずっとわからないことが
少しずつ芽を出してる
そしてまた
ひっこんでしまう

もしここで会ったら
声をかけたい人がいない
じゃなくて
勇気がないだけ

やわらかい人間関係に
憧れるような
物足りないような

なにも焦ることはない
始まれば始まり終われば終わる
人生のゴール

丁寧がていねいを
窮屈がきゅうくつを
連れてくるだけのこと

頬をつたう一粒の大きな涙
やさしい世界の証
愛は伝わるよね

手放したいと願うほど
色濃く
君もそうであってほしいと
願うほど

初恋って初めての恋というより
振り返って思い出す恋で
いいんじゃないかと

無理に食べない
無理に吸い込まない
快をまちがえないこと

ぜんぶ夢が教えてくれる
だからいいの
呼吸さえしてれば
元気じゃなくて大丈夫

いつでも思い出せること
そんなことすら忘れて
君のこともやわらぎ始めてる

大切を独り占めしてたら
いつのまにか価値がなく思えて
正直ほっとしてる

好きでい続けられる恋は
叶わなかった恋
嫌いにすらなれないからね

静観の愛がある
騒がずただじっとする
放下の後に何があるのか

私は私がいちばん怖い
目覚めたらやさしい写真を
撮る人になっていたい

薄らいだと思う
忘れられないと蘇る
ただ色濃くなるだけのこと

愛が見えたら
それは
たしかに生きている記録

わたしの中の子どもはいない
妻になり母になり
逃げていっちゃった

姓でもなく名でもなく
姓名であるとかないとか
そのくらいがちょうど良かった

どんだけお腹いっぱいでも
よばれちゃうでしょ　あたり前に
揚げたての唐揚げ

ざわめきと迷いは糧になる
そうじゃなきゃ　そうしなきゃ
意味ない