幽霊の二人いて影濃い季節
そっと手放した想いは 月面から ずっと君を 見守ってるよ
家中の窓という窓開ける朝
雨、烟る個性、滲む悔悟
僕の中で君、ゆっくりと析出
僕たちの喜怒哀楽の行先は 言葉にならない 熱エネルギー
皐月の朝は 君の睫毛に乱反射する
花束に名前を付ける愚かさで 君との距離を測りかねてる
眠れない山椒魚 思い出せない結末ばかり
石楠花が互いに翳め合う輪郭
「もう、ほっといて」と 言ってる気がする 下手なうぐいす
街ではビルが 空を持ち上げ続けて 私たちは 空の重さを知らずに育った
君の振るアウフタクトに風光る
無垢に傾く4月生まれのぷりん
出会う言葉は 炭酸カルシウムのように ゆっくりと積り 私の貝殻になる
ミルクティに いかりしずめる 夜半の春
君との約束を かたちにしたら金平糖
風船のように手放す恋心
花束の抱きしめ方が分からない
億年を蔵う待ち針春の星
要冷蔵の春風を送ります
間違えない≠正義だと 知ってる 深夜信号を待つ
その刹那私の体じゃなくなった ちいさく白い三日月の爪
。ばかり集めて大人になりました ?たちを蹴飛ばしながら
"install()"で 手に入らないもの並べ 睡眠薬とする雪月夜
着膨れて同じ組成のきみが好き
水は空色です 私も少し君色です
ゆきの夜は 街にひとりが 増えるでしょう
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