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「死が二人を別つまで」
何故別とうともと誓わぬのか
死などが二人を別つのか

満開の桜に落雷の跡
これが命か

桜の下を駆ける幼子
それに微笑む母と私
とスマホばかりの兄

祖母に祖父の事を聞くと
乙女の顔で
母親の声で
「おばあちゃんがね」
と語った

私のすべきこと
勝手に捨てないこと
時々綺麗に磨くこと
毎日笑って生きること

祖父は釣りが好きだったらしい

祖母の手を借り
鮮明になる祖父の姿

DV彼氏みたいな天気
嫌いなら突き放せば良いのに

槍を手に食を求める原始人
銃を手に国と戦う近代人
何を手に何を望むか現代人

世界中の王様に
あなたの可愛いを説いてやりたい
カッコいいを見せてやりたい

あの人に似た白い花
ドライフラワーじゃだめだから
想いを込めて水をやる

恋に恋し愛を愛する

日よりも火に恋する人よ
萌ゆるより燃ゆるを愛する人よ

ペンは剣よりも強し
武士が行き交う現代で
護身術くらいは修めたい

吹雪く雪原歩いてく
私の足跡残すため
言の葉の種蒔いていく

誰かの歌声
自分のために生きて
私は生きるよ
あなたが好きな自分のために

見え辛いもの
小さな幸せ
昼の満月
夜の黒猫
にゃーん

ザーザー
カチッ
ザザッザーザー

祖父のラジオ

生きたいんじゃない
幸せになりたいだけ
死にたいんじゃない
楽になりたいだけ

化学物質の皮を被った私
笑いたければ笑えばいい
怖いか
こんな臆病者が

暗い世界をザクザクと
不安を感じてキョロキョロと
でも大丈夫
私は私だ

詩を書いてみた
私も少しは
変われたのかな

私に夢をくれたのに
誰が誰が責めようか
私に愛をくれたのに
誰が誰が恨もうか

ありのままで美しい
それは飾らない理由にならない

痛い　赤い　苦しい
ああ
だから私は生きている

いつも変わらぬ毎日は
ぐるりぐるりとまわるだけ
ぐるりぐるりとまわるだけ

洞窟を歩いている
蝋燭を手に
いずれ光は消えここは崩れる
だからその前に私を

僕が笑う
君がわらう
人が街が空が
みんなみんな
僕をみて嗤う