思い出に住むひとに 雪だね、と言ってみる
笑顔が似合わなくて、すみません
駅の雑踏の中 真冬の能登の海に恋してる
少年のまま老いて 海を見ている
「俺、こけちゃったよ」と笑って 故郷へ帰ろうと思う
人それぞれの十字架に 雪が降ってるよ
また戦争らしいと 馬が泣いて来る
世の中の合鍵がない ずっと探してるのに
駅の夕日に しばらく泣いていないと思う
きみの食べる姿が 哀しかったのが恋の始まり
ひとりぼっちの月と 眼が合っちまう
それぞれの荒野を越えてきて 駅にいる
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