ブログでは 星の王子と 語りつつ 正体ばれて 干しのお爺と
鬼は外 福は内にと 豆を撒く 犬と孫とが 争って拾う
鬼達も みんな食べてる 恵方巻 歳徳神の 西南西へ
庭の梅 ちらほら咲いて 香しく 寒さ厳しく 春はまだ先
あの世でも結ばれたいという俺に 縁があればと聞き流す妻
北国の春は雪解けと共に来る ふきのとう摘んで天婦羅にして
陰鬱な空の陰から黒蜥蜴 今日の獲物と目を光らせる
待ったあ向日葵のような笑顔から ポコポコポコと珈琲の香り
凛として薄暮に輝く明星 やがて訪れる闇が本舞台
大空をカンバスみたて筆をとる 流れる雲はユトリロの白
カレンダー新たなもので年が明け いつもの朝がなぜかめでたい
苔むした古都の寺院に散るもみじ 赤と緑はクリスマスカラー
老いという日々感じる現実に 時が戻れと願うせつなさ
春と秋短くなったここ数年 夏冬物で間着不要と
お歳暮の数も減りゆく年末に 今年で終わりと賀状書く
くるくると落ち葉が風と踊ってる ブランコこいで天まで届け
金木犀金平糖のように散り逝きて 近づく冬を肌に感じる
沿道にはみ出た枝の柿の実を 盗る人いなく渋柿かもね
銀河から飛来してきた白鳥が しばしの休息冬の停車場
禁煙を薦める医者に父の歳 越えた命と黙らせるわれ
洗いもの風におよいで万国旗 小春日和のおだやかな一日
運動会同じ服装同じ丈 孫を探して目は右往左往
芋ほりの園児の歓声聞きつけて のぞいてみれば大きくないやん
首そろえカートに乗った園児たち 向かうは公園それともレジか
血圧を計る君の手やせ細り この温かさ永久に続かん
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