見上げた雲は 少し急ぎ足 師走かな
青空の月 君の努力は半透明で そこにいる
落葉が足元を染める 何かを隠して 細道 ゆれる
紅いトンネル 進む度に 喝采の嵐
紫の 初々しい香に口付けて 葡萄の縁 異国の風を想う
白雲に 近く恥じらう紅の 裾野に続く 青葉の憧憬
あと少し 散歩道 見上げる 手にした画面 紅葉 出番待つ
紅色黄色 衣装をかえて 秋風に舞う 高天の白石
君のいない世界に 朝がくる 夜をこえて
葉陰の 乾いた蝸牛 高尚な死に 朝霧の露
山を背にした学校 抜き打ちで 視察に来るムカデ
平均寿命の四分の一 抜かしていくな 後輩よ
風の音は君の歌声 君の笑顔を空に想う
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