イルカを孕むための水温
君の血を吸って膨らむ蚊の腹の 大赤斑に生まれた我ら
沖合に竜巻の立つ無音ごと 包丁持って畑ゆくひと
カンブリア爆発を経て五億年 捕食の口で コーラ瓶吹く
黙祷の間に鳴った炊飯器の キラキラ星をずっと聞いてる
濡れた教科書みたいにめくる堆肥 反射するラブホのネオン赤
ナスのトゲ刺して 「いたい」と呟いて 少女の声を 自給している
骨二百六個を納め終えた日の 口座解約の朱肉あざやか
蚊柱に顔をいれて ようやく人となる
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