妹が、「受かったよ」って。 合格通知のスクショだけ見せて。
澄み渡る 快晴の裾に 新天地
肌寒い けど歩きたくなる 愛犬コース
チャイムが鳴って よーいどん 今日も焼きそばパンは 君の手に
ほやほやの妹に いない いない ばあっ
甘ったるいココア片手に 刺繍針
覚えたてのじゃんけんで 今日のおやつを決めようか
白い愛犬に 蜜柑を乗せて 鏡餅
こたつのなかに楽園
電飾の街中 ふと目が合うと君
君が 屋台のおでんを ふぅふぅ、ふぅふぅと
黒ボタン バケツ 人参 小枝 乗せたら ほらね ゆきだるま
ゆきだるまに手袋をゆずる妹
蜜柑むきつつ足元はこたつ
抜け出せないコタツの中に ブラックホール
くもった眼鏡の奥に 君の瞳を想像する 冬空の真下
本棚のスキマから未知をノゾク
白銀のふもとで芽吹く
さよならの前にずっと漂う水色
白砂糖に似た雲を食べる
グミの弾力のうえで跳ねる
帰り待つ 影をのばして 秋空の下
いつまでも溺れていたい言葉の海
夜に手でつつみこんでみた望月
手でつつみこみたい望月の夜
笑みを浮かべるハロウィン南瓜
眠い目こすって夢を見続ける
向日葵と背比べの夏
のぞきこんだ貝殻には海の園
ゆめゆめゆめと思えない真夜中
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