この飴って何味なんだろうね 罪が知りたくて封を切る
その人から切り取られた時間が リボンで飾られているのを眺める
カメラのくしゃみが聞こえて、桜
人間は連続的で 過去の私を殺していった
三面スクリーンの中の世界にいる でも映画館のひとつの箱の中に私
今、ベルマークを見捨てた
雨の音私に死ねと言ってくる
愛は循環しうるもの 春の別物
ただのジャム瓶に入れて 殺してしまった金魚が浮かぶ
ける。 ける。 夜がないている、
パラレルの ニホンオオカミ夢に見る
靴下の跡がつかない夜だから 初めて餃子を数えず食べる
湿った耳の穴のように歩け
しにたさと呼んでいたもの しにたさと呼んでいたけど そうじゃないもの
アスファルトにちぎられた花 祈りは人間のため だけではないと思う
結局 すべて牛の舌の上にあった
顔にモザイクをかけることは 愛です 静かな朝焼けの
蝌蚪になりかける 震えは夜にある
食用のアザミの食べられない部分
その割り箸は かつて風車だった
さっき購入し終わった 生活のリアリティーたちを 床に広げていく
夜桜がポップコーンに見えている
恐竜のうろこみたいな肌荒れに 海を集めて与えてあげた
抹茶味キャラメルコーンに ピーナッツはない この世のバランスらしい
この中で 一番画質良いスマホなら撮れる スチューデント・アパシー
進学先を言うときの 唇の震えを 代わりに愛してあげるから
ミラノ風ドリアを頼む風光る
吐く前のよだれのように雪解けて
ずるずる出てくる鼻水と言葉
許せないことばかり増え花の雲
詩
俳句
川柳
短歌
アフォリズム
全種類
完全一致