すぽいとの内壁に薬用のオ・レ!
半ドアですよ、その走馬灯。
秀才と呼ばれた人を 日に当てて乾かしているとなりに 木魚
訂正印のいってんばりね
話せば長くなる胴体部
蟹さん歩きで人口に膾炙する
父の背に組体操を縫いつける
あてどなく転生したお
フェイク乳幼児期を経て壊す膝
蒸発を囃し立てればいいのにね
顔という顔がひらいたひなまつり
数え歌らしい男になってくれ
筋肉に間借りしてまで居たいのか
親族の羽音をそっと思い出す
春は名のみの偶像となれ
胸板からは滑らかな土器のくち
葉洩れ日に燃やすあなたの要旨集
俺らって良く言えば自転車二台
大人しくプールサイドを担う肩
巻き舌を植えたばかりの子供らを いつかあげるね 花束にして
祠から異能力者の本鮪
やわらかな合掌 蛇の顔を置く
だらしない口内炎に塗る詩集
菩薩ポタージュ冥利に尽きる
ポッと出の固唾を飲んで見守るよ
お悔やまれ方に非常に富んでいる
寝台をぬぐう一本だけ生える
母さんも十六歳で蟹を履く
クリスマスソングに似てるお客様
抵抗しない隣人たちを庭で 剪定して 連れてゆく
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