余りにも、余りあるから忘れたい 無骨な文字と 空白の余波
あとは猫、猫さえいれば完璧な 私の部屋で 肉を焼き、食う。
そっと手は添えるだけ 五時のひかりを掬うための 研究計画
あ 思い出 通り魔が刺す脇腹に つぶつぶみかんが値上がりしてる
本日は時給0円 生活に 成り損なった うたの匣詰め
視細胞の稚魚が窓の外を泳ぐ 代わりに遥か 海を見てきて
この墓地の見所はズバリ俺の墓 満開の百合 烏 舞い参る
松の木の針 朝日に溶けゆく 冬ほど空気をよく吸って吐く
冷えた朝 自転車こぎこぎ まぶしさに涙がにじむ 生きててよかった。
好きな窓からみえる屋根と電線 太陽の角度 覚悟 描く午後
その人は賽の河原で逢った人 紅く焼ける石を見つけたの
君のそのスタッカートの足音を 今日もチャーチで待ち望んでる
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