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フレッシュ
じゃないフラッシュ
バック
オーライ
だいじょうぶ万事わたしは。

更待月
鈍行が踊るから
乗客たちも踊りだす晩

数多の人が住む誰も知らない街に
今も私は住むらしい

きみと幸せになれるほどの愛を持
てない人生だったと言うよきみに

布々を裂きちぎった
六畳の一隅に架かる虹

死んでからビンゴ大会までの暇

いつもの路地裏を通り抜けたのは
　ちゃちゃちゃ　歯間ブラシ

わたしは今は３６で
ときどき３８になる

けれども八分咲きっぽくしてみる
夏日

先の鋭利な傘でつつかれたら痛い
でしょ？

僕の、
人生の直線道路に
「味気ないね」とラブホを添え

雪の夜空がツッコミを待ち
気まずくなってタワーは光った。

私は、絶えず真っ白にな
る脳内へコマンドを殴り
書く手が震える私は、絶
えず

何気ない風がふいて
ごみ袋でかさばる
エモーショナルがにおう

あつあつとカツオブシ踊るを〇し
たあなたはなにニンゲン？

電線のホイップとけるころ
ことしもペールピンクの桜ちる

7と1と8と
君と私とには必要ない数字ども

黒い空に雨が滲んで
シアン、マゼンタ、イエロー。

くちびるを続けて
　２回タップ。
　
白雪姫が起動します。

ご覧、
神の名のもと
シーリングファンは
人より高くで巡るよ

中古のあなた方だって
ほら、
断面は
こんなにフレッシュ

宇宙史の単語帳
｢チキュウの春｣ に赤いマーカ

茹でた白菜は軽くなっちゃって
身辺整理みたいね

背なかだけうしろ歩きしてく悪寒

あたしたち落ちている
目下暗闇宇宙
つまり　満天の穴ぞこ

　南天は
　色づいたり、
大人のズルに気がついたり、
　　する

この焼き魚の氏名を教えて
見た事のない表情だけど、きっと

なかんずく

ひとにふれてない雨は、雪。

私のがミカンの皮となり

己を剥いて己は捨てられる

早朝の市場に横たえた笑顔が並ぶ