かなしい、と口に出しては 閉じていく扉を前に 立ち尽くしてる
選択と削除を経ては消えていく カメラロールとそこにいた僕
朝風呂の湯船で眠る八分間 次の港が故郷であったら
鶏むね肉切るたび遠ざかる耳鳴り
夜の死を焼くためだけに やってくる朝日を 片手で世界から消す
泡沫のサイダー川に分けたげる
水を見る 渡り終えたら川はただ 君と私の国境になる
詩
俳句
川柳
短歌
アフォリズム
全種類
完全一致