葡萄齧ればよみがえる情けなさ
うつくしく傘をさすひと 冬を標本にしたようなネクタイ 締めて
柘榴歯で割ればあなたの organに触ったように 舌は痺れて
肉体を失くした夏がゆるやかな 岸辺へ放つ Au revoir.
ナップサック絞れば 霧ヶ峰のにおい
花びらをつまんで逃がす2Fから
冬が来るほどに生まれる マトリョシカ
天窓で光が立ちすくんでいる
詩
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完全一致