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耳を塞げば心は無傷
塞がぬ耳は心を傷つける
人が吐く毒で
耳に貝殻をあてて

点灯と点滅
点滅は寂
思いやりのパトランプ
梅雨の月

炭酸が弾けて無数の泡
銀河はその一つらしい
誕生しては消えていく
二兆個の泡

私は持っていない
天秤を、なのに
裁きたがる
この日常は空回り
おいてけぼり

深夜のジョギング
切り絵の様なビルディング
黒い空からハサミが
キラリ

一つだけ
知る事が出来るなら
未来よりも過去の償い方
走馬灯が悪夢

瞼を閉じたら
一時間が経っていた
休日の朝の布団は天国

新芽の緑が霞む
雪解け水の、しぶきの白
目を奪われる
散歩道、春

平等とは
パズルのピースが
一つ一つ大切にされる事
歯車の歯は欠けたら終わり

ブラックホール
撮影成功二〇一九年四月
あるとわかっていた事が
凄い

通いみち
顔上げてみた
ゆるやかな坂道？
笑っちゃった
下ばかり見てたから

あっ
僕がいないと
僕のとなりも
ないんだね
ありがとう

フラミンゴが
追い風を待つ
そんな日がきたら
おもしろい
花ふぶき

ハッカーが侵入
セキュリティを突破して
君が書き換えた僕の心
好きだ

ハードパンチャーは
グローブの中を疑われる
宿命と思えば
疑いは名誉

チクタクと
刻む秒針 
トックンと
心の鼓動
君を待つ鈴の前

視覚でも無く
味覚でも無く
聴覚でも無く
触る訳でも無いのに
刺激的な詩

手の届きそうな夕日が
影を長く伸ばす時
楽しかった
影踏み

喜びは空へ舞い上がり消え
怒りは地をはって根をはる

生きる理由を考えるのは
ディズニーに来た理由を
考えるのと同じ

話上手は伝える事を考える
話し下手は誤魔化す事を考える

洗脳がとけた
半世紀かけて
残りの半世紀は
好き嫌いのままに
生きよう

我受け身
あなたも受け身
エンドレス
発展しない
時々目があう

関係の修復を
はかるあなたが
滑稽
仮面の下は鬼とバレた後
慌て仮面を付けて

喜怒哀楽で
魂が出来ているのなら
怒れ怒れ怒れ
魂を完成させろ

後悔の
たびに願うは
この種が
いつかいつかと
種まきもせず

リアリストは
永遠の命を求め
ロマンチストは
生まれ変わりを信じる

つまらない
日本人はつまらない
外国人が増えて
楽しい日本
もっと楽しくなーれ

もう少し
ここにいたいな
追加オーダー

水も純水も超純水も
化学式はH2O
人間も皆、同じ人間