ほとほととあるく あたしは下校中 夕焼けは 約1ヘクタール
ひとりきりさまよう 書庫はカタコンベ
居眠りする 君の頭は大海に漂う 南国のここやし
標本のダイオウイカに捕まって 竜宮城におきざりになる
白亜紀の音に そろそろ慣れたから ティラノサウルスのほねで打楽器
昨晩は シーラカンス の夢を見て 太古の我はフライにする
いつもより 一時間早く目が覚めた日の アルデンテのパスタ のような午後
春風に ロングヘアーと溶け合った君の 瞳はストロボのよう
わたし 船漕いで黒板の奥はサバンナ
二杯目のコーヒーで 心臓のみ過活動 春眠暁を覚える
ひそやかに 蛍光色のTシャツをめくり 衣擦れと汗に怯える
向かい合い顔の産毛を光らして れんげ持ってるきみ麺美人
あくる日の君より冷えてソーダ水
ラブソングみたいに傷心したい けどあいにく今日の夕飯は とんかつ
少し遠くをがに股で歩いてる ファーの頭巾 被った君は雪のライオン
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