過去の作品検索

日々は連なる
春のリップで自分を守る

しおらしさを武器にしないで
君が謝罪を仕掛けてくるから
いつだって僕が悪役

唇に触れるにはまだ早い
私が熟れた苺だったらあるいは

後ろめたさに目を瞑り
手に取るリングの輝きたるや

米の重みに耐えきれず
震えてしまうか弱い腕でも
君のことを守りたい

心を預けた人がいる
静かな夜も息ができる

小さな手　服の裾が
伸びるくらいに引っ張って
まだカウントダウンは嫌

振り向かないでください
きっと恋が始まってしまう

言えばよかった
言わなきゃ良かった
その隙間で
横顔ばかり思い出してる

本当は寂しかったりする？
窓辺の人形に語りかける
夢が醒めて返事は聞けない

靴擦れの痛みで起きる午前四時
言い訳したい　きみがすきです

わすれもの
リボンを結び直しても
愛しいあの日々に帰れない

何見てるのと画面の中を覗き込む
君が言葉を知らぬ頃

キラキラの思い出が髪引いたとて
変わらない景色の中出社

子に語る自分の声が大人びて
見慣れぬ家に母の面影

嫌わないで　恋は身勝手

ラブレターを書きました
願わくば
あなたを守る鎧の一部に

心が跳ねる
今日を上手く踊れそう

静かな寝室で
自己嫌悪の波に溺れる
怒ってごめんね
君の幸せを祈るだけの人生

一挙一動に、果てしなく恋

君の瞳に映った一秒を抱きしめて
夜を明かす

世界の果てで呼吸を止める夢
やがて春になる

明日また会えたらいい
不埒は見なかったことにする

返信は来ない　夜がはじまる

君のまつげの影を見てる
これ、まだ、間に合いますか

アイドルになりたいなんて
言ったことなかったじゃん
帰り道では一度も

君のいない秋を知らない
スカートの裾がさみしい

君の生き方だけ好きでいたい
どうか眩い光であって　凪でいて