記憶の窓辺に 淡雪と吐息とヴィヴァルディ
薄紫のグラデーションの谷間に そっと夜待草
紺碧の像に追われて 金色の豹に救われる夢三度
針葉樹とシナモンに言い寄られる 柑橘系の人
砂時計越しに 横たわる夢綴りと小さな幸せ
錆びついた天空庭園でも 瞳はビスクドール
温かさと オレンジピールに癒される 薄墨時刻
もう、大好きと有難うしかない
私にはわかる気がします あなたの心模様が
笑顔が見られればいい、 とか、今言っちゃいましたね、私
木々に積もる綿菓子が 午後の憧れを紡ぎ出す
わたしに不法投棄しない あなたが好きだった
あなたを捉えて放さないのは 桜? 紅葉? 冬景色?
その笑顔がせつない理由を 知りたくない朝に
曲に合わせて動く指が あなたの言葉
気配をそっと抱きしめて すこし泣いて眠りに落ちる
藍が混ざった夜更けには 雫の色を数えてみる
太陽の帰り道 月の寄り道
いないのに土産に選んだ抹茶味
泣きながら 海辺でみたらしだんご
面会の帰りに涙目 ラテ熱く
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