どこか遠くへ逃避行
夢みるだけで
いつもの駅にただいま

うるむ目からぽたりとこぼれた
金色のヘッドライトと青信号

缶コーヒーなんかで
大人になった気分
右手を温めながら
背筋を伸ばしてあるく

電話越しの声が
明るいなら
夜に溶けそうな三日月も
まぶしいくらい

昨日は消えない
苦かったり甘かったりしながら
ふわふわ浮かんでる

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

かなしいな
ひらひらマントを夕焼けにどうぞ
きいきいの海へ願いをあげる

何でもない、きずつけることばの
かけらのあわいのしじま

泣きながら今を睡るうた
丁度好いくらいが足りない夕べ

船に乗ったら想い出せぬよ
ふたりでお揃う観覧車のよう

だって泣いているんだもの。
鼓動がいらない
明後日の
心臓だけが　私の為に

水鳥の護岸工事の音に消ゆ

雪解けや母子家庭の子嫁ぎゆく

虎落笛竜の鳴き声夜に聞く

一陣の風に我抱く春寒し

ゆくりなく海に溶けゆく春の闇

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

いつだって明るい人になりたくて
ひとり練習する呼吸法

　　　　　　　　凍蝶や

羽生大谷に遅れてるンゴ
ｗ

どちらかといえば♂かな

　　　　　　　　虹の月

　　　　　　　　　鍋熱く
　　　　肉くれるおじさん


に殴られてきました

　　　　　　初雪に
透き通らないからだ

家やきたい

惑星（ほし）離れ
何か　忘れた

ハンバーグ忌

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

どこか遠くへ逃避行
夢みるだけで
いつもの駅にただいま

うるむ目からぽたりとこぼれた
金色のヘッドライトと青信号

缶コーヒーなんかで
大人になった気分
右手を温めながら
背筋を伸ばしてあるく

電話越しの声が
明るいなら
夜に溶けそうな三日月も
まぶしいくらい

昨日は消えない
苦かったり甘かったりしながら
ふわふわ浮かんでる

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

かなしいな
ひらひらマントを夕焼けにどうぞ
きいきいの海へ願いをあげる

何でもない、きずつけることばの
かけらのあわいのしじま

泣きながら今を睡るうた
丁度好いくらいが足りない夕べ

船に乗ったら想い出せぬよ
ふたりでお揃う観覧車のよう

だって泣いているんだもの。
鼓動がいらない
明後日の
心臓だけが　私の為に

水鳥の護岸工事の音に消ゆ

雪解けや母子家庭の子嫁ぎゆく

虎落笛竜の鳴き声夜に聞く

一陣の風に我抱く春寒し

ゆくりなく海に溶けゆく春の闇

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

いつだって明るい人になりたくて
ひとり練習する呼吸法

暴力による敗北は
人としての一つの勝利だ

　　　　　　　　凍蝶や

羽生大谷に遅れてるンゴ
ｗ

どちらかといえば♂かな

　　　　　　　　虹の月

　　　　　　　　　鍋熱く
　　　　肉くれるおじさん


に殴られてきました

　　　　　　初雪に
透き通らないからだ

家やきたい

惑星（ほし）離れ
何か　忘れた

ハンバーグ忌

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

深海に
ねむっている
手錠の父

首括る
いつもの玄関

外灯の
ちらつき心に
陰つくり

きみのあと
なぞってはまた
頬が濡れ

どこか遠くへ逃避行
夢みるだけで
いつもの駅にただいま

うるむ目からぽたりとこぼれた
金色のヘッドライトと青信号

缶コーヒーなんかで
大人になった気分
右手を温めながら
背筋を伸ばしてあるく

電話越しの声が
明るいなら
夜に溶けそうな三日月も
まぶしいくらい

昨日は消えない
苦かったり甘かったりしながら
ふわふわ浮かんでる

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

かなしいな
ひらひらマントを夕焼けにどうぞ
きいきいの海へ願いをあげる

何でもない、きずつけることばの
かけらのあわいのしじま

泣きながら今を睡るうた
丁度好いくらいが足りない夕べ

船に乗ったら想い出せぬよ
ふたりでお揃う観覧車のよう

だって泣いているんだもの。
鼓動がいらない
明後日の
心臓だけが　私の為に

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

いつだって明るい人になりたくて
ひとり練習する呼吸法

　　　　　　　　凍蝶や

羽生大谷に遅れてるンゴ
ｗ

どちらかといえば♂かな

　　　　　　　　虹の月

　　　　　　　　　鍋熱く
　　　　肉くれるおじさん


に殴られてきました

　　　　　　初雪に
透き通らないからだ

家やきたい

惑星（ほし）離れ
何か　忘れた

ハンバーグ忌

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

巡りあえたのですから
よいではないですか
いつか　五月の樹の下で

城ケ島の
灯ともり
海みちる

未明の
花咲海岸
透きとおる
電話ボックス

いちごいちえといえず
石蕗の花

深海に
ねむっている
手錠の父

首括る
いつもの玄関

外灯の
ちらつき心に
陰つくり

弥生から　卯月にかけて　潜む影

筆握るきみの横顔滲む墨

着膨れ　影踏み歩く　散歩道

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

水鳥の護岸工事の音に消ゆ

雪解けや母子家庭の子嫁ぎゆく

虎落笛竜の鳴き声夜に聞く

一陣の風に我抱く春寒し

ゆくりなく海に溶けゆく春の闇

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

いつだって明るい人になりたくて
ひとり練習する呼吸法

　　　　　　　　凍蝶や

羽生大谷に遅れてるンゴ
ｗ

どちらかといえば♂かな

　　　　　　　　虹の月

　　　　　　　　　鍋熱く
　　　　肉くれるおじさん


に殴られてきました

　　　　　　初雪に
透き通らないからだ

家やきたい

惑星（ほし）離れ
何か　忘れた

ハンバーグ忌

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

巡りあえたのですから
よいではないですか
いつか　五月の樹の下で

深海に
ねむっている
手錠の父

どこか遠くへ逃避行
夢みるだけで
いつもの駅にただいま

うるむ目からぽたりとこぼれた
金色のヘッドライトと青信号

缶コーヒーなんかで
大人になった気分
右手を温めながら
背筋を伸ばしてあるく

電話越しの声が
明るいなら
夜に溶けそうな三日月も
まぶしいくらい

昨日は消えない
苦かったり甘かったりしながら
ふわふわ浮かんでる

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

かなしいな
ひらひらマントを夕焼けにどうぞ
きいきいの海へ願いをあげる

何でもない、きずつけることばの
かけらのあわいのしじま

泣きながら今を睡るうた
丁度好いくらいが足りない夕べ

船に乗ったら想い出せぬよ
ふたりでお揃う観覧車のよう

だって泣いているんだもの。
鼓動がいらない
明後日の
心臓だけが　私の為に

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

いつだって明るい人になりたくて
ひとり練習する呼吸法

　　　　　　　　凍蝶や

羽生大谷に遅れてるンゴ
ｗ

どちらかといえば♂かな

　　　　　　　　虹の月

　　　　　　　　　鍋熱く
　　　　肉くれるおじさん


に殴られてきました

　　　　　　初雪に
透き通らないからだ

家やきたい

惑星（ほし）離れ
何か　忘れた

ハンバーグ忌

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

巡りあえたのですから
よいではないですか
いつか　五月の樹の下で

城ケ島の
灯ともり
海みちる

未明の
花咲海岸
透きとおる
電話ボックス

いちごいちえといえず
石蕗の花

深海に
ねむっている
手錠の父

首括る
いつもの玄関

外灯の
ちらつき心に
陰つくり

弥生から　卯月にかけて　潜む影

シャボン玉
泡沫の春茜

陸に生まれ紫陽花は寂しく濡れて

眠るときあしたが滝になって降る

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

天の川ゴミ捨て場まで寝癖のまま

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

水鳥の護岸工事の音に消ゆ

雪解けや母子家庭の子嫁ぎゆく

虎落笛竜の鳴き声夜に聞く

一陣の風に我抱く春寒し

ゆくりなく海に溶けゆく春の闇

両耳を覆う手は
いつの日かあなたを抱擁する手に
変わるでしょうか

平瀬で見た死の淵は
穏やかな憂懼で
体を包んだ

期待しないという言葉を
握りしめた
緩衝材にするために

「刺して」
しゃがれた声でそう言った
血走った眼で合図する
１秒後の世界

頬に刺さる冷たい風を
うけながら

居場所を探す

夢という解釈が成り立つまでの
自由落下に
願いごとなど

夜までの長い軌跡を
えがかせるために頭を
また持ち上げる

引かれあうままに
ぶつかりゆく武道
まるで太陽系のはじまり

意識だけ差し出してから
帳尻を身体で合わすほど
走るのだ

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

筆握るきみの横顔滲む墨

着膨れ　影踏み歩く　散歩道

音漏れが凄くて揚羽蝶だった

蟹朽ちて砂つぶごとにある光

かじかんだ手を突っ込んだ
ポケットの
検索履歴にある安楽死

iPhoneが
命のようにぬるくって
ほんとのわたしよりそれっぽい

山茶花のつぼみあかくて
そう言えば
抱きしめられた記憶がないな

シャー芯が折れた瞬間
のど元に
刺さったみたいな感じが残る

背負い投げされて
天地がすげかわる瞬間俺は
流星として

巡りあえたのですから
よいではないですか
いつか　五月の樹の下で

きかんしを
ひゅうひゅうさせながら
だいじょうぶという

城ケ島の
灯ともり
海みちる

深海に
ねむっている
手錠の父

ちちのひつぎが
つみにぬれている

死顔は
紅を
薄くおびる

首括る
いつもの玄関

蕗の薹
春を知らせに
顔を出す