(OK.Google) 死んでから 天の川まで どれぐらい
悲しみよこんにちは さくらんぼ買う
揚花火手配書にある俺の顔
紫陽花を見ている コインランドリー
停戦に応じ冷やし中華とする
キリストのような夜店の店主です
浮輪が膨らむまで見ていてあげる
神の子のように優しい五月雨
さくらんぼ メ❘ル一つのさようなら
海を知らぬ子の墓に浮輪をおいて
静かなる帝王切開夏の月
つぎつぎと死ぬ金魚鉢洗う夜は
公園の遊具が消えて夏が来る
滝壺に結婚指輪を捨てて帰る
桜餅 人が煙になる時間
八重桜先に裏切ったのは僕
駆け抜けた竜馬のブーツ夏落葉
青葉風クラーク像の指先を
若葉風紙飛行機の進路票
蜆汁残して君は家を出た
子のしゃがむ辺りが 春の盛りです
春田打多分平家の指の骨
かくれんぼして消えた越智君の春
春風と妹と待つカップ麺
どこまでが死かわからなくなる 春野
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