人がぎゅうぎゅう沢山いるのに バスの鼓動しか聞こえない
鳶の音色と尺八の声 なんだか似てる気がする
僕らの時計も地球を出れば ただの数字の羅列だね
田園で聞く雷鳴に 勝る怖さを私は知らない
雨に濡れた教科書の 萎びた模様は私の印 めくるたびカラリとさえずり
遥か彼方のとんびの影を 自転車で追えど差は開く
大風に遊ぶ雲の影 朱い夕陽が落ち込めば 一足早めの夜が来る
眠りすぎ 降りたバス停 稲の波
夜の雷の瞬きに シャッターを押したなら 太陽のない昼が映るだろうか
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